ロイ・ハラデー（Leroy Halladay 本名：ハリー・リロイ・ハラデイ3世 1977年5月14日生）［アメリカ・プロ野球選手］
コロラド州デンバー出身。コロラド州のアーバダ西高校に在籍時は野球部で投手として通算22勝1敗を記録。高校卒業後はアリゾナ大学へ進学予定だったが、1995年6月にMLBドラフトでトロント・ブルージェイズから1巡目（全体17位）指名を受け、入団。1998年9月20日にメジャーデビュー。2002年はシーズン開幕から先発ローテーションに定着し、アメリカンリーグ最多の239.1イニングを投げ19勝7敗・防御率2.93を記録した。オールスターゲーム初選出・初登板も果たしている。翌2003年には22勝（リーグ最多・球団新記録）7敗・防御率3.25・204奪三振・WHIP 1.07という好成績を収めた。シーズン終了後には球団史上3人目・4度目となるサイ・ヤング賞を受賞し、4年4200万ドルでの契約延長も手にした。
2009年、フィラデルフィア・フィリーズへ移籍。移籍1年目、2010年4月5日の開幕戦で先発。ナショナルズ打線を相手に7回1失点で勝利投手となる。するとそこから4連勝。さらに5月には、29日のマーリンズ戦でMLB史上20人目の完全試合を達成した。この試合以降も防御率は2点台前半を推移する安定感で、エースとしてフィリーズを牽引。シーズン終了後、ハラデイはサイ・ヤング賞を受賞。史上5人目の両リーグでの受賞となった。
2012年は球速低下によって調子が上がらず、苦しい投球が続いた。8年連続の二桁勝利はクリアしたものの、100イニング以上投げた年では最低となる防御率4.49、前年まで5年連続でリーグ最多を記録していた完投も12年ぶりに0に終わるなど、不本意なシーズンで終わった。2013年は4月14日に行われたマイアミ・マーリンズ戦で通算200勝を達成したものの、右肩の故障などもあり、13試合に登板し4勝5敗でシーズンを終え、2005年から続いていた二桁勝利が途切れた。10月31日にFAとなり、12月9日に古巣・ブルージェイズと1日契約で合意し、この年限りで現役を引退することが発表された。
引退後は念願だったという自家用飛行機を購入し、自ら操縦桿を握っていたが、2017年11月7日、単独でフロリダ沖を飛行中にメキシコ湾に墜落し死亡した。墜落する直前に飛行機が低空飛行していたという目撃情報があるが、詳しい事故原因などは不明。
2017年11月7日死去(享年40)
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