2017年08月11日(金) 【花吐く佐伯@(庭球】 ご無沙汰です! Bプロの増長和南に落ちました。あとアイスタの五十嵐望受に落ちました。同士がいらっしゃいましたら語りましょうぞ! そして、書きかけなので日記に貼ります。 感性のめどが立ったら、作品置き場に置きます。 ↓花吐く佐伯↓ 財サエ ↓ ※文字数のため、こちらにもはみ出してます。 真夏の真っ青な空の下、真っ白なワンピースと真っ白な帽子を被った少女に出会った。 少女は向日葵畑を背に真っ白いワンピースの裾を風になびかせて、どこか遠くを見つめていた。 空の青と向日葵の黄色、少女の白のコントラストはただただ綺麗で。一枚の絵の中のようで。 うだるような夏の日差しも、降るような蝉の声も、虫だらけの道も、嫌だと思っていたもの全てがクリアになって幸福感に上書きされていく。 時が止まったように、俺は少女を見つめていた。 *** しかし、運命の出会いを果たす一分一秒前、財前は仏頂面で外をうろついていた。 盆休みで部活が休みになるなり、家に引き籠って冷房を使いまくりベッドの上でごろごろだらだら堕落しきった生活を始めた息子を見かねた両親が、今年は田舎の祖母の家に強制的に送りつけたのだ。 寝ている間に車に乗せられたらしく、目が覚めた時に祖母の家の畳の上で大の字になっていた。 夜更かしをしてぐっすり寝こけていたせいか全く気付かず、煩すぎる蝉の声と、耳元で蚊が飛び回る嫌な音で漸く目を覚ました財前は、周囲を確認するなり目を白黒させて叫んだ。 「……な、なんや!? ここ!? は……! ここは夢の中なんか?」 普段取り乱すなんて滅多にしない財前だったが、その時ばかりは手をぶんぶん振ったり、跡部のインサイトのように顔に手を当てて頭の中をフル稼働させていた。 混乱した頭の中を撹拌しながら整理していると、いつの間にか祖母が目の前に立っていて、スイカの乗った皿をちゃぶ台の上に置いた。 「光、おはよう。ここはばあちゃんの家やで。宿題の写生で向日葵を描くんやってな。お母さんから聞いたで」 「はぁ?! なんやそれ!?」 「家から少し歩くと向日葵畑があるから、スイカ食べたら行ってき」 「あ、う……うん」 祖母に優しく微笑まれれば「違う」とも「来る予定ではなかった」とも言えなくなってしまい、財前はちゃぶ台に置かれたスイカを一口齧る。瑞々しくて甘い、真っ赤なスイカだ。 美味しくてあっという間に一切れ食べ終えると、祖母は嬉しそうな笑顔で財前に一枚の紙切れを持たせた。 「ここに向日葵畑の地図を書いておいたから。夕飯までには帰って来るんよ」 「わかった」 [追記を読む] 23:25 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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